男性型脱毛症(AGA)

診療概要 (

お悩み・症状別

一言に脱毛症といってもさまざまなタイプの脱毛症があり、症状や原因もそれぞれです。例えば、男性ホルモンが大きく関与していると考えられている男性型脱毛症、自己免疫の関与が考えられている円形脱毛症、そのほか内分泌異常、代謝障害、感染症、膠原病、薬剤などに起因する脱毛症などがあります。しかし、多くのひとがそれらの診断、原因対策なしに自己判断で市販の育毛剤のみにたより、思うような効果があげられていないのが現状です。脱毛症の治療はまず的確な診断と原因対策から始まります。

ある会社の調査では、800万人の日本人男性が薄毛を気にしていて、650万人が何かしらの対処を行ったことがあるとの結果を報告しています。すでに世界60カ国以上で使用され、その効果と安全性が実証されている世界初の飲む発毛剤フィナステリド(商品名プロペシア)が日本においても厚生労働省の承認を取得し、2005年から医療機関で処方され始めました。

フィナステリド(商品名プロペシア)について

フィナステリドは、本来は前立腺肥大症の患者さんに投与されていた薬ですが、内服中の患者さんの多くに増毛、発毛が認められたことから新たな研究、調査が行われ、その発毛効果が実証された薬です。男性型脱毛症の原因としては、5αリダクターゼという酵素により男性ホルモンのテストステロンがジヒドロテストステロン(DHT)というホルモンに変換されますが、このホルモンが男性型脱毛症の原因と考えられています。

フィナステリドは、この5αリダクターゼの作用を抑制することによりDHTの合成を抑え、脱毛を防ぎ、発毛を促進することが明らかにされています。海外の調査では90%に抜け毛の進行を抑える効果、あるいは改善効果が認められています。さらに産毛のような細い毛髪ではなく、自然な太さの毛髪の増加が期待できることもこの薬の特徴です。

デュタステリド(商品名ザガーロ)について

ザガーロ(デュタステリド)は2015年にAGA治療薬として国内で承認を得て2016年から発売開始となりました。同じ成分の薬は2009年に前立腺肥大症の薬として国内で承認され発売されていましたが、AGA治療薬としても新たに追加承認されました。

ザガーロ、プロペシアともに5α-還元酵素の働きを阻害することによってAGAの原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)の産生を抑える効果があります。プロペシアがⅡ型5α-還元酵素のみを阻害するのに対して、ザガーロはⅠ型、Ⅱ型-5α還元酵素ともに阻害するためより強くDHTの産生を抑制します。海外の臨床試験では、プロペシアと比較して毛髪量で約1.6倍、毛髪の太さで約1.5倍の効果が認められたとする報告もあります。

ミノキシジルについて

日本では商品名リアップとして発売され、知名度の高い外用発毛剤です。末梢血管拡張作用による血行促進効果のほかに、最近の研究では毛母細胞活性化作用、男性ホルモン変換酵素阻害作用などもあるとされ、それらの作用によって発毛が促進されると考えられています。ミノキシジルは女性の薄毛にも有効で、日本ではリアップリジェンヌ(ミノキシジル含有1%)として発売されています。

男性型脱毛症の治療法としてフィナステリド(プロペシア)またはデュタステリド(商品名ザガーロ)とミノキシジルの併用療法が最も有効とされています。

※ミノキシジルの外用の併用療法で効果不十分の患者さんに対して、より効力の強いミノキシジル内服の併用療法も行っています。ミノキシジルの内服を併用する場合は、定期的な血液検査を行う必要があります。詳しくは診察時にご相談ください。

料金表

MSD社製プロペシア1箱、28日分 8,000円
MSD社製プロペシア3箱、84日分 22,800円(1箱あたり7,600円)
MSD社製プロペシア5箱、140日分 37,000円(1箱あたり7,400円)
フィナステリド(プロペシアの後発品)1箱、28日分 6,450円
フィナステリド(プロペシアの後発品)5箱、140日分 31,250円(1箱あたり6,250円)
ザガーロ1箱、30日分 10,000円
ザガーロ3箱、90日分 29,100円(1箱あたり9,700円)
ザガーロ5箱、150日分 47,500円(1箱あたり9,500円)
5%ミノキシジル外用剤60ml
(外用のみの場合)
4,500円
5%ミノキシジル外用剤60ml
(プロペシア、フィナステリド内服併用の場合)
4,000円
ミノキシジル内服薬(30日分) 9,000円

※上記料金には初診料、再診料が含まれています。
(ただし診察のみで薬の処方がない場合は、初診料2,000円、再診料500円がかかります。)
※上記料金は税抜き価格です。

治療例




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