
病名
ホクロ
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レーザー治療
局所麻酔後に炭酸ガス(CO2) レーザーでホクロを除去します。当院では、スーパーパルス炭酸ガス(CO2) レーザーという正常組織にはほとんどダメージを与えないレーザーを使用しており、短時間でほとんど出血もなくホクロを除去することが可能です。小さくて平らなホクロの除去に適していますが、隆起しているホクロも除去可能です。
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メスを使用した切除術
局所麻酔後にメスを使って切除を行います。直径4mm以下の大きさの場合は、特殊な丸いメスを使用してホクロをくり抜きます。直径5mm以上の場合は、通常のメスを使用して切除後に縫合します。十分な深さまで切除できますので1回の切除でまず再発はほとんどありません。悪性が疑われる場合は病理検査も行うことができます。
ホクロをレーザーで除去した方がよいのか、それとも切除の方が適しているのかは、ホクロの大きさや隆起の程度、ホクロの場所、悪性が疑われるかどうかなどによって判断します。当院ではダーモスコピーによって良性のホクロか悪性の可能性もあるのかを見極めたうえで加療を行っています。ホクロの治療は健康保険が適応できることもありますので保険証をお持ちください。
主なリスク・副作用
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数カ月間の赤み・炎症後色素沈着、わずかなくぼみが残る可能性があります。
自費診療・料金表
長径1mm未満 | 5,500円 |
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長径1mm以上〜2mm未満 | 9,900円 |
長径2mm以上〜3mm未満 | 11,000円 |
長径3mm以上〜4mm未満 | 16,500円 |
長径4mm以上〜5mm未満 | 19,800円 |
長径5mm以上 | 診察時にご相談ください。 |
※1年以内の再発時や同部位2回目以降の治療は上記料金の半額になります。
※上記料金には診察代、麻酔代が含まれています。
※上記料金は税込価格です。
治療例
ホクロ治療前
CO2レーザー1回施行3カ月後
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治療内容
局所麻酔後CO2レーザーでホクロを切除して3ヵ月後
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費用
総額19,800円(税込み)
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リスク・副作用
赤み、炎症後色素沈着、わずかなくぼみ
ホクロ治療前
CO2レーザー1回施行6カ月後
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治療内容
局所麻酔後CO2レーザーでホクロを切除して6ヵ月後
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費用
総額円16,500円(税込み)
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リスク・副作用
赤み、炎症後色素沈着、わずかなくぼみ
ホクロ治療前
CO2レーザー1回施行4ヶ月後
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治療内容
局所麻酔後CO2レーザーでホクロを切除して4ヵ月後
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費用
総額16,500円(税込み)
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リスク・副作用
赤み、炎症後色素沈着、わずかなくぼみ
ホクロ治療前
CO2レーザー1回施行3ヶ月後
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治療内容
局所麻酔後CO2レーザーでホクロを切除して4ヵ月後
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費用
総額16,500円(税込み)
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リスク・副作用
赤み、炎症後色素沈着、わずかなくぼみ
ニキビ・ニキビ痕
治療法
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にきび菌を減少させるための抗生物質の外用や、角質溶解作用、脱脂作用のあるイオウカンフルローションの外用。
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レチノイド様作用を有する外用剤による白にきび、炎症性にきびの形成抑制。
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抗生物質、ビタミン剤、漢方薬などの内服。
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ケミカルピーリングやトレチノイン(レチノイン酸)で角質の剥離を行い皮膚の再生を促す方法で、難治性にきび、白にきび、黒にきび、にきび痕に効果があります。
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高濃度ビタミンC誘導体のイオン導入
治療例
ニキビ治療前
ケミカルピーリング12回施行後
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治療内容
ケミカルピーリング12回施行後
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費用
総額86,900円(税込み)
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リスク・副作用
赤み、乾燥、刺激感、かゆみ、炎症後色素沈着
ニキビ治療前
ケミカルピーリング10回施行後
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治療内容
ケミカルピーリング10回施行後
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費用
総額71,500(税込み)
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リスク・副作用
赤み、乾燥、刺激感、かゆみ、炎症後色素沈着
ニキビ治療前
ケミカルピーリング11回施行後
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治療内容
ケミカルピーリング11回施行後
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費用
総額円79,200(税込み)
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リスク・副作用
赤み、乾燥、刺激感、かゆみ、炎症後色素沈着
ニキビ治療前
ケミカルピーリング8回施行後
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治療内容
ケミカルピーリング8回施行後
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費用
総額58,850(税込み)
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リスク・副作用
赤み、乾燥、刺激感、かゆみ、炎症後色素沈着
ニキビ治療前
ケミカルピーリング8回施行後
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治療内容
ケミカルピーリング8回施行後
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費用
総額58,850(税込み)
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リスク・副作用
赤み、乾燥、刺激感、かゆみ、炎症後色素沈着
円形脱毛症
治療法
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局所免疫療法(SADBE療法、DPCP療法)
頭皮に弱いかぶれを繰り返し起こす治療で、難治性脱毛症や広範囲の脱毛症に対する有効な治療法です。安全性も高く小児の患者さんにも行えます。人によってはかぶれや全身性の皮膚炎を起こすこともありますので注意が必要です。
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グリチロン、セファランチン、抗アレルギー剤などの内服
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フロジン液、ステロイドの外用
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液体窒素冷却療法
液体窒素によって頭皮を刺激して血行を改善させる方法です。
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紫外線療法(PUVA、ナローバンドUVB)
有効な治療法ですが、長期照射による発癌性の問題もあります。より新しいターゲット型紫外線治療器(エキシマライト)は、PUVAやナローバンドUVBに比較して発癌性の危険性も低く良好な治療結果も得られています。
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ステロイド局所注射
皮膚萎縮などの副作用もあるため、難治性の小さな脱毛部に行います。
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ステロイド内服
長期投与により全身性の副作用もあるため、他の治療が効かない難治例や重症例に行います。
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ステロイドパルス療法
発症して間もない患者さんで、なおかつ急激に進行する場合に入院して短期間に多量のステロイドを点滴する方法です。短期間の投与なのでステロイドの副作用は上述のステロイド内服に比較して少ないといわれています。
治療例
SADBE治療開始前
治療開始6ヵ月後
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治療内容
SADBEを2週間に1回頭皮に外用して治療開始6ヶ月後
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費用
総額約12,000円(税込み)
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リスク・副作用
かぶれ、蕁麻疹、全身性の湿疹
陥入爪・巻き爪
巻き爪の治療法
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超弾性ワイヤーを使用した爪矯正
爪矯正では約1〜2ヶ月に1回のペースでワイヤーを数回付け替えます。
症状の強さにもよりますが、軽い巻き爪の場合は1回ワイヤーを付けるだけでも平らな爪になります。
自費診療になります。 -
フェノール法
比較的簡単で術後の疼痛や再発も少ない方法です。外来で行うことができて術後すぐに歩いて帰宅できます。
保険適応があります。
陥入爪の治療法
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コットンパッキング
コットンを食い込んでいる爪の下につめる方法で、つめる時痛みがあるのが欠点です。
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アンカーテーピング法
弾力性のあるテーピングを爪が食い込んでいる部分の皮膚に固定して、もう一方を指の回りにらせん状に引っ張るように貼って食い込みを軽くする方法。
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ガター法
局所麻酔を行い食い込んでいる爪の下に点滴チューブなどを挿入してアクリル樹脂で接着・固定する方法です。短期間で痛みの軽減が得られます。保険適応があります。
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爪の形状や経過によってはフェノール法を行うこともあります。
主なリスク・副作用
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ワイヤー矯正で使用するワイヤーの食い込みによる痛み、巻き爪の再発
爪矯正料金表
診療料 | 5,500円 |
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再診料 | 2,200円 |
超弾性ワイヤー代 | 1ヵ所 1,100円 |
手技料 | 1ヵ所 1,100円 |
※ワイヤーが取れてしまった場合、前回受診日から2週間以内の受診であればワイヤー代1,100円のみで付け直しいたします。
※上記料金は税込価格です。
アトピー性皮膚炎
アトピー性皮膚炎の治療の基本
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原因・悪化因子の検索と対策
悪化因子は、アレルギー反応が関係しているものと関係していないものに分けられます。アレルギー反応が関係しているものには、ダニ、ハウスダスト、食物、花粉などの抗原に対するアレルギー、かぶれなどがあります。アレルギー反応が関係しないものとしては、汗の刺激、せっけんやシャンプー、リンス等の科学的刺激、衣類や髪の毛や引っ掻く等の物理的刺激、精神的ストレスなどがあります。これらの悪化因子は患者さんによって異なりますので、アレルギー検査などによって原因検索を行い、可能な限り明らかになった悪化因子を回避・除去することが大切です。
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薬物療法
炎症部位にはステロイド外用薬、タクロニムス軟膏を主に使用し、補助的に抗ヒスタミン薬、抗アレルギー薬の内服を行います。特にタクロニムス軟膏はステロイド外用薬に伴うような皮膚の萎縮や毛細血管拡張といったような副作用もなく、炎症を鎮める強さもステロイドのミディアムクラス〜ストロングクラスと同等ですので、特に顔面、頚部に強い炎症がある患者さんには有効な外用薬です。
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紫外線療法(ナローバンドUVB、エキシマライト)
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スキンケア
スキンケアの意味には清潔のためのスキンケアと保湿のためのスキンケアがあります。特に皮膚のバリア機能を強化するために保湿剤を使用することは、アトピー性皮膚炎の再発・悪化の防止、寛解の維持のために大変重要とされます。
じんましん(蕁麻疹)
じんましんの治療
治療の第1は、できるだけ原因・悪化因子を探し、それらを取り除く、または避けるようにすることです。第2は抗ヒスタミン薬または抗ヒスタミン作用のある抗アレルギー薬が用いられます。これらの薬は蕁麻疹の種類によらず効果が期待できます。
その他、漢方薬や免疫変調薬などが症状に応じて補助的に用いられることもあります。
生活上の注意点
蕁麻疹の増悪因子となりやすい疲労やストレスをできるだけ溜めないようにする、魚介類や肉類はできるだけ新鮮なものをとるようにする、防腐剤や色素を含む食品を控えめにする、などがあります。
水虫(足・爪白癬)
水虫の治療
皮膚に感染した場合の治療は主に抗真菌薬の外用になりますが、爪の中や皮膚の深部に感染している場合は抗真菌薬の内服が必要になります。抗真菌薬の内服療法ができない場合は、レーザーによる爪白癬の治療も効果を上げています。いずれの治療も、治療期間は数ヶ月から数年と比較的長く、根気よく治療を続けないと完治にいたらない病気です。
帯状疱疹
粉瘤(アテローム)
治療法
基本的には良性腫瘍なのでそのまま放置でも問題はありません。ただしある程度大きくなると見た目の問題や圧迫などによって違和感が出ることもあります。また、炎症を起こすと特に臀部にできた場合などは強い痛みを生じることもあります。炎症を起こしている場合は、局所麻酔下に皮膚切開を行い内部の膿を排出します。炎症を起こしていない場合はメスやハサミなどを使って腫瘍を袋ごと取り出す手術を行います。
当院では、へそ抜き法(くり抜き法)という手術後の傷をなるべく小さくする手術法も行っています。円筒状のメスで粉瘤の袋に穴を開け内容物をもみだしながら最終的に袋も引き抜く方法です。ただし場合によってはへそ抜き法が不向きなケースもありますので診察でへそ抜き法が可能かどうか判断する必要があります。
乾癬
乾癬の治療
患者さんの症状の程度や生活様式など考えて、外用療法、内服療法、紫外線療法を単独あるいは組み合わせて行います。外用薬としては、ステロイド、ビタミンD3、内服薬としてはビタミンA誘導体(レチノイド)、免疫抑制剤(シクロスポリン、メソトレキサート)を使用します。また、最近では生物学的製剤を点滴または皮下注射によって投与するという大変効果的な治療が行われるようになりました。
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紫外線療法(ナローバンドUVB、エキシマライト)
日常生活で注意する点
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皮膚への刺激をなるべく避ける。衣類は柔らかい生地のものを身につけるようにようにして、かゆみがある場合はかゆみ止めの薬を内服する。
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風邪や扁桃腺炎などの感染症にかかると悪化することがあるので、なるべく感染症にかからないように気をつける。
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ストレスをためないようにする。肉体的・精神的ストレスは乾癬を悪化させる原因になるので、スポーツ、趣味などで気分転換するようにしてストレスを発散させる。
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食生活に注意する。肉類・脂肪分などのカロリーの高い食事や香辛料などの刺激の強い食べ物はかゆみを増すので避ける。アルコールや喫煙もなるべく控える。
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入浴やシャワーは毎日行い清潔を保つ。ただし、ごしごしこすったり、体を温めすぎるとかゆみが増すので注意する。入浴後は出来るだけすぐに薬を外用する。
尋常性白斑
治療法
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ステロイド、免疫抑制剤(タクロニムス)、活性型ビタミンD3などの外用療法
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紫外線療法(ナローバンドUVB、エキシマライト)
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吸引水疱蓋表皮移植術、ミニグラフト移植(皮膚移植)
*当院では吸引水疱蓋表皮移植術、ミニグラフト移植(皮膚移植)は行っておりません。
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カバーマーク(白斑部に塗布して自然に隠すことが可能)
掌蹠膿庖症
掌蹠膿庖症の治療法
病巣感染がある場合はその治療を行います。金属アレルギーが疑われる場合は、金属パッチテストを行い、歯科金属が陽性の場合は歯科医師と相談して歯科金属を除去することもあります。
ただし、病巣感染の治療や歯科金属の除去を行っても必ずしも病気がよくなるという保証はありません。治療薬としてはステロイドやビタミンD3の外用、難治例ではビタミンA誘導体(レチノイド)、免疫抑制剤(シクロスポリン)の内服や紫外線療法を行います。
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紫外線療法(ナローバンドUVB、エキシマライト)
ウイルス性イボ(尋常性疣贅)
治療法
様々な治療がありますが、一長一短があり確実な治療法はありません。
痛みのないあるいは軽い治療法もありますので、お気軽にご相談下さい。
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サリチル酸
角質を軟らかくするサリチル酸を付着させ数日後に削る方法。ずれたりしなければ痛みがなく、自宅で治療可能です。
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グルタールアルデヒド
組織蛋白を凝固させ、ウイルスを殺菌する方法。1日数回自宅でイボに塗りながら削ります。痛みはありませんが、体質によってはかぶれを起こす危険性があります。
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ビタミンD3軟膏
本来は尋常性乾癬の薬ですがイボに有効なこともあります。
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フェノール外用
タンパク質を凝固し、強い腐食作用のある薬剤のため灼熱感や赤み、色素脱失がみられることがあります。
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イミキモド外用
別の種類のイボの治療薬ですが、こちらのイボにも効果があったとの報告があります。赤みや皮膚剥離が生じることがあります。
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接触免疫療法
わざとかぶれを起こしてイボを縮小させる治療です。局所の赤み、かゆみ、ときに全身性のかゆみや蕁麻疹が生じることもあります。
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ヨクイニン内服
ハトムギからつくられる漢方薬で保険がききます。数ヶ月内服し、ウイルスに対する免疫力を高めると考えられています。
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シメチジン内服
通常胃薬として処方される薬ですが、免疫力を高める作用や抗腫瘍効果も有すると考えられています。
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液体窒素冷凍療法
最も一般的な方法で、マイナス196℃の液体窒素により細胞を凍らせる治療です。当日から数日間痛みが持続するのが欠点です。1〜2週間に1回のペースで複数回の治療が必要です。
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レーザー治療
上述のような治療が効果ない場合や、なるべく短期間で直したい場合に行う治療です。自費診療になります。
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