全身性多汗症の治療
1)プロバンサインの内服
※抗コリン薬で、神経伝達物質であるアセチルコリンの働きを妨げることで発汗を抑える作用があります。2)漢方薬の内服
原発性局所多汗症の治療
1)塩化アルミニウムの外用(腋窩、手掌、足底など)
※汗を出す汗管を閉塞させることで発汗が減少するといわれています。2)エクロックゲルの外用(腋窩に限る)
※アセチルコリンの働きの抑制作用3)ラピフォートワイプの外用(腋窩に限る)
※アセチルコリンの働きの抑制作用4)アボハイドローションの外用(手掌に限る)
※アセチルコリンの働きの抑制作用5)ボツリヌスの注射法(腋窩、手掌、足底など)
※ボツリヌス菌が作る成分を局所に注射して交感神経からのアセチルコリンの放出を抑制することで発汗を抑える作用があります。6)イオントフォレーシス(手掌、足底)
※手掌、足底を水道水の入った容器につけて電流を流すことで、通電により生じた水素イオンが汗の出口を障害して発汗を抑制すると考えられています。7)胸腹鏡下胸部交感神経遮断術(手掌に限る)
※治療法の5)6)7)は当院では行っておりません。