治療法(痛みのないあるいは軽い治療)
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サリチル酸
角質を軟らかくするサリチル酸を付着させ数日後に削る方法。ずれたりしなければ痛みがなく、自宅で治療可能です。
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グルタールアルデヒド
組織蛋白を凝固させ、ウイルスを殺菌する方法。1日数回自宅でイボに塗りながら削ります。痛みはありませんが、体質によってはかぶれを起こす危険性があります。
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ビタミンD3軟膏
本来は尋常性乾癬の薬ですがイボに有効なこともあります。
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フェノール外用
タンパク質を凝固し、強い腐食作用のある薬剤のため灼熱感や赤み、色素脱失がみられることがあります。
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モノクロロ酢酸
腐食作用のあるモノクロロ酢酸を2~3週間おきに塗布しイボを腐食、壊死させる方法です。
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イミキモド外用
別の種類のイボの治療薬ですが、こちらのイボにも効果があったとの報告があります。赤みや皮膚剥離が生じることがあります。
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局所免疫療法
わざとかぶれを起こしてイボを縮小させる治療です。局所の赤み、かゆみ、ときに全身性のかゆみや蕁麻疹が生じることもあります。
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ヨクイニン内服
ハトムギからつくられる漢方薬で保険がききます。数ヶ月内服し、ウイルスに対する免疫力を高めると考えられています。
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シメチジン内服
通常胃薬として処方される薬ですが、免疫力を高める作用や抗腫瘍効果も有すると考えられています。
治療法(痛みを伴う治療法)
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液体窒素冷凍療法
最も一般的な方法で、マイナス196℃の液体窒素により細胞を凍らせる治療です。当日から数日間痛みが持続するのが欠点です。1〜2週間に1回のペースで複数回の治療が必要です。
治療法(その他)
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レーザー治療
上述のような治療が効果ない場合や、なるべく短期間で直したい場合に行う治療です。自費診療になります。